獲って食べる

おでかけ

神戸市兵庫区にある「みなとやま水族館」に行ってきました。

廃校した小学校を活用した施設です。規模は小さいですし、珍しい生き物がいるわけではありませんが、「あ、ここは理科室だったのかな?ここは図書室?」みたいな学校の名残を随所に感じられる水族館です。

廃校を活用した水族館は、この夏、高知県室戸市の「むろと廃校水族館」ですでに心を鷲掴みにされております。「みなとやま水族館」では、果たしてどんな発見があるのか!?楽しみです。

ドクターフィッシュのふれあい体験

手や足を水槽に入れて、ドクターフィッシュに自分の角質を食べてもらうというものです。大量の魚に肌をついばまれて、ゾワッとなる感覚を楽しみます。ほかの水族館やレジャー施設でも取り入れられている、割とおなじみの体験内容ではあります。

この体験を通じて、改めて自分が有機物でできていることを実感しました。

私たち人間もドクターフィッシュも「動物」です。自分では有機物を作れないので、有機物を“食べる”ことで生きています。いわゆる「消費者」ですね。つまり、私たちは消費者同士でありながら、不要になった有機物の一部=角質をドクターフィッシュに譲っているということです。

角質はウンチや死がいと同じ立ち位置です。それがドクターフィッシュにとっては食べ物になります。私にとっては不要物でも、誰かにとってはお宝。生態系はフリマサイトのようですね。

ちなみに体験料は無料です。ドクターフィッシュにどんどん角質をお譲りしましょう!

※別途、入館料は必要です。おとな1,200円、小・中学生600円、幼児(3歳以上)300円(全て税込)で、再入場はできません。

ニジマス釣り

釣り堀にはニジマスが大量に放たれています。エサを付けた釣竿を水の中に降ろした瞬間、あっという間に釣れました。

先日の「滋賀県南郷水産センター」では苦労したので、拍子抜けでした。

ニジマスも人間も、動物は食べなければ生きられません。エサを見たら捕まえに行くようにできています。動物は生きるため=食べるために動くのです。だから、植物は動かないのですね。植物は自分で栄養を作れますから。

さて、ニジマスは釣った分は買い取り(2匹分は体験料に含まれます)、その場で塩焼きにして食べることができます。こうして私たち人間(動物)も無事にエサを獲得することができました。

思いのほか、喉の奥に針が刺さってしまったニジマスちゃん。スタッフのお姉さんにお願いして針を外してもらいました。その際、血がどばーっと出て、5歳の娘が「痛そう…かわいそう」とポツリ。

でもその後、塩焼きを「おいしい♡」と言って、頭からしっぽまで、骨も全部食べていました。

「食べ物は生き物。感謝して食べよう!」と言葉で言わなくても、十分感じ取ってくれたようです。百聞は一見に如かず。体験こそ最高の学びですね。

★ニジマス釣り体験料:釣竿1本(エサ付き)で1,500円(税込)
この1,500円の中にニジマス2匹分の調理料は含まれています。釣り上げたニジマスは全て買い取りで、3匹目からは別途調理料(1匹当たり500円)がかかります。
時間制限はありませんが、エサがなくなったら終わりです。
私たちは、家族4人で釣竿1本を借りました。4匹釣ったので、合計2,500円(税込)で塩焼き4尾ゲットという計算です。

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