同じように育てているのに、家庭菜園を始めた頃よりも収穫量が減ってしまった…とお悩みではありませんか?それは、野菜を収穫するたびに、その畑が少しずつやせているからです。この記事では、収穫量を回復するための“畑の考え方”をお伝えします。
畑から栄養を“持ち出している”という事実
野菜の体は何からできていますか?
植物は水と太陽の光で、光合成をして炭水化物を作る。
もちろんそれもあります。
でも、それだけではありません。
野菜の成長には、根から吸収する土の中の栄養(窒素、リン、カリウム、カルシウムなど)も必要です。
野菜を収穫して食べるということは、土の栄養を畑の外に持ち出して、自分の体に移動させている、ということです。
ここで少し視点を変えてみてください。
自分の体に移動した栄養は、その後どうなるでしょうか?
私たちの血となり肉となり、使わない分は排泄されます。通常、この排泄物は下水に流され、畑に戻ることはありません。
するとどうなるか、答えはシンプルです。
土は栄養を奪われるばかりで、だんだんやせていきます。
雑草を捨てると、土はやせる
雑草を抜いて畑の外に出すと、野菜の収穫と同じことが起こります。
雑草も土の栄養を吸収して成長しているので、雑草を畑から出すとその分畑の栄養は失われます。
自然の森と、畑の決定的な違い
ここが一番重要です。
自然の森では、
- 葉が落ちる
- 分解される
- 土に戻る
つまり、栄養が循環している
でも畑では、
- 収穫する
- 食べる
- 排泄物や残さは畑に戻らない
つまり、栄養は循環していない
だから、畑は “持ち出しだけのシステム”になり、土がだんだんやせていくのです。
ここを押さえていないと、年々収穫量は減っていきます。
じゃあ、どうすればいいのか?
やることはシンプルです。(うんちやおしっこを畑に戻せという高度なことは言いません。)
- 畑からの持ち出しを減らす
雑草や残さは燃えるゴミで出さずに堆肥化すれば、畑の栄養が減りません。
- 持ち出した分を戻す
生ゴミも堆肥化して畑に戻せば、畑の栄養は減りません。
これだけで、土は少しずつ回復します。
土が回復すると収穫量も上がる
ここからが面白いところです。
土が回復すると、野菜が元気に育つので、収穫量が上がります。ゴミも減るので、環境にもやさしいです。
畑から“持ち出し過ぎない”“戻す”ことを意識することで、持続的に野菜を作ることができます。
最後に
野菜を収穫したなら、ほんの少し土に何かを戻してみようか。この考え方をするようになれば、土は変わります。数十年後もその土で野菜を作り続けられますように!!


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