雨水システムというと、「雨どいを切る必要があるのでは?」と不安に感じる方も多いはず。実は雨どいを切らなくても雨水システムは作れます。 この記事では、作り方からリアルな感想、さらに効率よく運用する方法まで詳しく紹介します。
雨水システムを作ってみた理由|節約と環境にやさしい暮らしのために
家庭菜園を続けていると、どうしても水の使用量が増えます。
特に夏場は、土がすぐ乾き、朝夕の2回の水やりが必須です。その結果、水道代がじわじわ上昇してしまいました。
そこで注目したのが「雨水」です。
- 0円で使える
- 野菜にやさしい
- 環境にやさしい
メリットだらけの雨水。「これを活用すれば水道代が節約できるのでは?」と思い、実際に試してみました。
今回作った「独立式雨水システム」の全体像
一般に、雨水システムでよく使われるのは、雨どいを切断して雨水タンクにつなげ、屋根に降り注ぐ雨をタンクに集める方法です。
でも、私は雨どいを切りたくない(失敗が怖い…!)ので、別の方法で雨水システムを作りました。
便宜上「独立式雨水システム」と呼ぶことにします。
この方法を使えば、建物のない畑のど真ん中に雨水システムを設置したい場合にも有効です。 今回、ホームセンターで資材の調達から設置まで、おとな2人がかり、半日で完成しました。
準備したもの一覧
最低限必要なもの
- 雨水タンク(大きな容器)
- ビニールシート
- 支柱
あると便利なもの
- パッカー(支柱とシートをとめるもの)
- 防虫ネット(ボウフラ対策)
- 蛇口
- U字溝(高さを出す台)
ビニールシートは野ざらしのため、紫外線で劣化してしまいます。ひと夏でボロボロ…ということも珍しくないので、「耐候性」のものをおすすめします。
実際に作ってみた手順
ステップ① 設置場所を決めて、地面を平らにならす
今回設置するのは、畑のど真ん中。シャベルでひたすら土を動かし、平らにしました。
ちなみに、今回のように、深く掘るというよりは「平らに」するときにめちゃくちゃ役立つのが、このタイプのシャベルです。

ステップ② 支柱を立てて、ビニールシートを張る
野菜作りで使う、イボ付き支柱。8本を地面に突き刺します。安定させるために、斜め方向にも支柱を固定します。
水が流れやすい角度にビニールを張りたいので、角度を見ながら、必要な位置にさらに支柱を追加します。骨組みが完成したら、パッカーで支柱とビニールシートをとめていきます。

ステップ③ タンクの設置と水の入り口の調整
ビニールシートの端がタンクの入り口に入るように調整します。ビニールシートの端が風であおられるといけないので、三角に折って、石(おもり)をつなげ、タンクの中に入れました。

ステップ④ 虫対策
このままでも水はタンクに入るのですが、上部が全開で、蚊に「卵を産んでくれ」と言っているようなもの…。防虫ネットを被せ、麻ひもでグルグル巻いて固定しました。念のため、出口となる蛇口部分にも防虫ネットを被せました。

実際に使ってみた結果|節約効果とリアルな感想
雨水タンクを設置した翌日は一日中雨。降水量1~2mmのしとしと系の雨でしたが、約10~15Lも貯まりました。一般的なじょうろの容量が5L程度なので、3杯分も水道水を節約できるということですね。
実際、水道代も目に見えて下がりました。
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良かった点
- 水道水が節約できる
- 雨水が貯まる様子が楽しい
微妙だった点
- 雨が降らないと使えない
- 初期投資がいる(タンク、ビニールシート代など)
やって分かった失敗・改善ポイント
ビニールシートの張り方がかなり重要です。張り方によっては、ビニールシートに水はたまるものの、タンクに自動的に水が流れないことも。実際、私も初日はビニールシートの下を棒でつつき、水を押し上げ、タンクに誘導しました。
「独立式雨水システム」は、構造上、支柱&ビニールシートの下にどうしてもデッドスペースができてしまいます。スペースがもったいないので、今後、堆肥づくりのスペースに活用しようと思います。

独立式雨水システムはこんな人におすすめ
- 家庭菜園で水道代を節約したい
- 環境にやさしい生活がしたい
- 雨どいを切断する勇気がない
- 建物のない畑のど真ん中で水源を確保したい
- モノづくりが好き
1つでも当てはまるならやる価値ありです。
まとめ|雨どいを切らなくても雨水システムは作れる
雨水は、無料で使える貴重な資源です。「独立式雨水システム」は、雨水システムを取り入れたいけれど、雨どいを切断する勇気がない方にもおすすめです。
実際にやってみると、思ったよりも簡単で、水道代を節約できました。本格的に梅雨入りする前に設置してみてはいかがでしょうか?

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